メンタルコーチに聞いた！初心者が最初に身につけるべき心構え

2025年3月13日

メンタルコーチに聞いた！初心者が最初に身につけるべき心構え

ゴルフは、技術面だけでなくメンタル面が大きくスコアに影響するスポーツです。初心者のうちから適切な心構えを身につけることで、上達が早まり、より楽しくゴルフを続けることができます。今回は、メンタルコーチの視点から「初心者が最初に身につけるべき心構え」を紹介します。

1. ゴルフは「ミスが当たり前」のスポーツ

1-1. ミスを恐れない

ゴルフでは、プロゴルファーですら毎回完璧なショットを打つわけではありません。初心者ならなおさら、ミスショットはつきものです。大切なのは「ミスを恐れて萎縮するのではなく、失敗を受け止めて次に活かす」こと。ミスを恐れすぎると、スイングが力んだり、消極的なショットが増えたりして、余計に失敗を招く可能性があります。

ポイント

「ミスは成長のチャンス」と考える
失敗を責めず、「次のショットに集中しよう」と気持ちを切り替える

1-2. 1打ごとにリセット

ゴルフは1ホールで複数回ショットを打ちますが、各ショットが互いに影響し合うことも多いです。1打ミスしたからといって、次のショットまで悪いイメージを引きずると、さらにミスを重ねてしまう可能性が高まります。初心者のうちは特に、「ミスをしたら、そこで一度頭をリセットして、次のショットに集中する」習慣を身につけましょう。

2. 結果よりも「プロセス」を重視する

2-1. スコアだけにとらわれない

初心者のころは「早く100を切りたい」「とにかく飛ばしたい」など、結果に意識が向きがちです。しかし、メンタルコーチによれば、「結果だけでなく、ショットのプロセスを重視すること」が上達の近道。正しいアドレスやスイングの軌道を意識し、狙い通りに振り切ることができれば、自然とスコアもついてきます。

悪い例	良い例
スコアばかり気にしてラウンドする	毎回のショットで狙いを明確にし、スイングを確認
飛距離を出すために力んでしまう	自然なリズムで振り、正確性を高める

2-2. 小さな成功を積み重ねる

大きな目標を追いかけることも大切ですが、初心者にとっては「今日はパーを1回でも取れた」「OBを減らせた」など、小さな成功体験を積むほうがモチベーションが維持しやすくなります。メンタルコーチは、「できたこと」にフォーカスして自信を育てるようアドバイスしています。

3. 緊張やプレッシャーをうまく扱う

3-1. 深呼吸とルーティン

初心者の方がティーショットなどで緊張するのは当然のこと。大事なのは、その緊張をどうコントロールするかです。深呼吸や自分なりのルーティンを取り入れると、余計な力みが取れ、落ち着いたスイングがしやすくなります。

ルーティン例

ボールの後方からターゲットを確認する
クラブを握り直し、素振りを1〜2回
深呼吸をしてからアドレスに入る
狙いを再度イメージし、スイング

3-2. ポジティブな自己暗示

「失敗したらどうしよう」「スライスしたら嫌だな」というネガティブな思考は、スイングを固くしてしまいます。メンタルコーチが推奨するのは、「狙ったところに打てる」「いつも通りに振れば大丈夫」など、ポジティブな言葉で自分を鼓舞すること。実際に口に出さなくても、心の中でつぶやくだけでも効果的です。

4. 練習の仕方を工夫する

4-1. 練習場でもメンタルを意識

練習場では、同じ方向に打ち続けることが多いため、実戦でのプレッシャーとは異なる環境です。しかし、初心者のうちから「緊張感を持って1球ずつ打つ」「ターゲットを明確に決める」など、メンタル面を意識した練習を行うと、コースでも落ち着いてショットできるようになります。

4-2. ショートゲームの大切さ

初心者ほどドライバーショットに目が行きがちですが、実はスコアを大きく左右するのはアプローチやパッティングといったショートゲームです。メンタルコーチも「ショートゲームで自信をつけると、全体のプレーが安定する」と指摘しています。短い距離を確実に打てるようになると、「やればできる」という自信が生まれ、他のショットにも好影響を及ぼします。