初心者ゴルファー必見!池ポチャ(レッドペナルティーエリア)の処置4通りを徹底解説!
ゴルフのラウンド中、どうしても避けられないトラブルの一つが「池ポチャ」。特にレッドペナルティーエリアは、水や急流など安全性に関わるエリアとして設定されており、ここにボールが入るとペナルティーが発生します。今回は、赤のペナルティーエリアに入った際の4通りの処置方法をご紹介します。

目次
1. 池ポチャ(レッドペナルティーエリア)とは?
レッドペナルティーエリアは、従来のウォーターハザードの中でも特に危険性が高い場所に設定されるエリアです。ボールがこのエリアに入ると、通常はペナルティー1打が加わるため、正しい対処が求められます。なお、レッドエリアでは以下の4つの選択肢が認められています。
2. 各処置方法の詳細
① そのまま打つ
内容:
- ボールがレッドペナルティーエリア内にある場合でも、そのままショットを打ってプレーを続行する方法です。
メリット:
- ペナルティー打を追加しない
- 自信があり、ライや状況が許せば、スムーズに次のショットに繋げられる
デメリット:
- 水面や濡れたグラウンドでのショットは難易度が高く、正確性に欠ける可能性がある
- リスクを伴うため、失敗すれば大きなダメージに繋がる
② 元の位置から打つ
内容:
- 直前のショットを打った位置に戻り、ペナルティー1打を加えて再度打つ方法(ストローク&ディスタンス)。
メリット:
- 落ち着いた環境でショットを再構築できる
- リスク回避のため、安全性が高い
デメリット:
- 1打のペナルティーが確実に加わるため、スコアに影響する
- 前打位置が不利なライである場合、次のショットが難しくなる可能性がある
③ 横切ったと思われる箇所とピンを結んだ後方延長線上にドロップ
内容:
- ボールがエリアに入ったと考えられる地点(境界線を越えた直後の位置)から、ピンを結ぶ直線の後方(ホールから離れる方向)に沿ってドロップする方法。
- この処置でもペナルティー1打が加算されます。
メリット:
- 基準となるラインが明確なため、判断がしやすい
- 自分のプレー状況に合わせて、より有利なライを狙える可能性がある
デメリット:
- 「横切ったと思われる箇所」の判断が難しく、他のプレーヤーとの解釈に差が出る場合がある
- ドロップ位置がホールから遠ざかる場合、次のショットが長く感じられる可能性がある
④ 横切ったと思われる箇所からホールに近づかない2クラブレングス以内にドロップ
内容:
- ボールがエリア内に入る前に横切ったと判断される境界から、ホールに近づかない2クラブレングス以内の範囲でドロップする方法。
- こちらもペナルティー1打が課されます。
メリット:
- ドロップ位置がより柔軟に選べるため、自分にとって打ちやすいライを狙える
- 場合によっては、エリアを回避して有利なポジションが確保できる可能性がある
デメリット:
- 境界をどこで「横切った」と判断するかが不明瞭な場合、後々トラブルに発展するリスクがある
- ホールに近づかない2クラブレングスの計測が難しいと感じることがある
3. 4通りの処置方法の比較表
処置方法 | 内容 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
そのまま打つ | エリア内からプレイ・アズ・イットでショットを打つ | ペナルティー打なしで次に繋げる | ショットの難易度が高く、ミスのリスクが大きい |
元の位置から打つ | 前打位置に戻り、ペナルティー1打を加えて再打(ストローク&ディスタンス) | 落ち着いた状況で再挑戦できる | ペナルティー打が必ず加算、ライが不利な場合も |
後方延長線上にドロップ | 横切ったと思われる箇所とピンを結ぶ直線の後方に沿ってドロップ | 基準が明確で判断しやすい、安定したライを狙える | 判断基準が曖昧な部分があり、位置が不利になる可能性も |
ホールに近づかない2クラブレングス以内にドロップ | 横切ったと思われる箇所からホールに近づかない2クラブレングス以内でドロップ | 柔軟にドロップ位置を選べ、有利なライを得られる可能性 | 境界や計測の判断が難しく、ルール解釈でトラブルになるリスク |
4. ラウンドでの実践的アドバイス
- 状況判断の重要性:
各処置方法にはメリットとデメリットが存在します。自身の技量やその日のコース状況、風やライなどを考慮して、最適な方法を選びましょう。 - 事前のルール確認:
ゴルフ場ごとにローカルルールが設定されている場合があります。ラウンド前に必ずコースのルール説明を確認し、どの処置方法が認められているかチェックしてください。 - 練習で慣れる:
練習ラウンドやシミュレーションで各処置方法を体験し、自分に合った判断基準を作っておくと、本番での冷静な対応が可能になります。 - 仲間やキャディの意見を活用:
判断が迷った場合は、同伴者やキャディに相談して客観的な意見をもらうのも効果的です。
5. まとめ
池ポチャ(レッドペナルティーエリア)にボールが入った場合、次の4通りの対処方法が選べます。
- そのまま打つ: ペナルティー打なしでプレーを続けられるが、リスクは高い。
- 元の位置から打つ: ストローク&ディスタンスで安全に再打するが、ペナルティー1打が加算。
- 横切ったと思われる箇所とピンを結んだ後方延長線上にドロップ: 基準が明確で安定したショットを狙える。
- 横切ったと思われる箇所からホールに近づかない2クラブレングス以内にドロップ: 柔軟なドロップ位置選択で有利なライを得る可能性があるが、判断が難しい面もある。
それぞれの方法には一長一短があるため、日々の練習と実戦経験を積むことが大切です。正しい知識と冷静な判断で、どんなトラブルにも対応できるゴルファーを目指しましょう!
この記事が皆さんのラウンドでの判断の助けとなり、安心してゴルフを楽しむ一助になれば幸いです。安全第一で、素晴らしいゴルフライフをお楽しみください!
