クラブ長さのカスタム調整:少し短くして手元主導のスイングを促すメリット

クラブ長さのカスタム調整:少し短くして手元主導のスイングを促すメリット

ゴルフクラブは長さが変わるだけで、振り心地や打球感に大きな違いが出ます。特に初心者のうちは「長さが合わない」「トップでクラブが遠く感じる」「手元を使いづらい」といった悩みを抱えがちです。そこで今回は、クラブを少し短く調整するメリットと、具体的な方法を解説します。


目次

1. クラブ長さがスイングに与える影響

長さの違いで変わるポイントは大きく2つ:

  1. 遠心力の扱い
    クラブが長いほど、ヘッドの遠心力が強く、振り遅れやすい
  2. 手元コントロール
    短くすると手元を主体に動かしやすく、インパクトでクラブが走りやすい
クラブ長さ振り感手元の使いやすさ
標準(市販)ヘッドが重く感じる手首のコックとリリースが難しい
少し短め(−1~2インチ)ヘッドが軽く感じる手元主導で一定のタッチが出しやすい

2. 少し短くするメリット

  1. 手元の軌道が安定
    クラブが短いと、手首の動きと体の回転を連動させやすく、スイングプレーンがぶれにくい。
  2. ミート率アップ
    インパクトゾーンで手元がしっかり使えるため、芯でとらえやすくなる。
  3. 振り抜きやすさ向上
    遠心力が抑えられ、スイング後半でも振り遅れにくい。

3. 調整の流れ

  1. 長さを測定
    身長や手の長さ、腕の長さに応じた「適正シャフト長」を把握。
  2. −1インチからテスト
    最初は標準から1インチ(約2.5cm)短くし、練習場で打ち比べ。
  3. フィーリング確認
    ミート率、飛距離、方向性の変化をチェック。
  4. 最終調整
    打感がよければその長さに固定し、グリップ位置も微調整。

4. カスタム調整例

調整前(市販)調整後(短め)期待される効果
45.75インチ44.75インチ(−1″)手元が動かしやすくミート率UP
ドライバーおすすめです!
37.5インチ36.5インチ(−1″)軽快な振り心地でスイング
アイアンが重く感じる方向け

標準で短くされている短尺ドライバー↓

5. 練習ドリル:手元主導を体感

  1. ハーフスイングドリル
    フォローまでゆっくり振り、手元の返しを強く意識。
  2. ワンハンドドリル
    右手(または左手)だけで素振りし、手首のコックとリリース動作を確認。
  3. ボールなし素振り
    ミラー前でクラブの軌道を確認し、手元と体の連動を練習。

6. 注意点

  • 過度な短縮は禁物:あまり短くしすぎるとヘッドスピードが落ち、飛距離が低下。
  • グリップとのバランス:グリップサイズや質量も同時に確認し、全体のバランスを整える。
  • 専門家のアドバイス:フィッティングショップやプロに相談しながら調整するのが安心。

7. まとめ

少しクラブを短くするだけで、手元主導の振り心地が得られ、ミート率やスイング安定性が向上します。まずは−1インチからテストして、自分に合う長さを探してみてください。手元が自由に使える感覚を体に刻んで、飛距離と方向性を両立させたスイングを手に入れましょう!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次