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アイアンシャフトの選び方:スチールかカーボンか?初心者に最適な基準
初心者のアイアンシャフト選びでは、「どちらが自分に合うのか?」と悩むことが多いでしょう。ここでは、スチールシャフトとカーボンシャフトの基本特性から、自分のヘッドスピードに合った選び方、メリット・デメリット、さらにおすすめモデル例までをわかりやすくまとめました。

1. スチール vs カーボン:基本特性比較
項目 | スチールシャフト | カーボンシャフト |
---|---|---|
素材 | 鉄(スチール) | 炭素繊維(カーボン複合材) |
剛性 | 高い → ねじれに強く、安定したスイング軌道が得られる | 柔軟に設計可能 → しなりを活かし飛距離を稼ぎやすい |
重量帯 | 70g台~120g以上まで幅広い | 同じ重量帯でも硬さを変えやすく、多彩な設計が可能 |
振動吸収性 | 打感がダイレクト → 手元や肘への振動大 | 振動がマイルド → 関節への負担軽減 |
コスト | 比較的安価~ミドルクラスが多い | 高価~プレミアムモデル中心 |
2. 重さ・しなりとスイング特性
- スチールシャフト
剛性が高くしなり量が少ないため、クラブヘッドが遅れて下りてくる感覚が得やすい。ハンドファーストなインパクトをつくりやすく、力強いダウンブローに向く。 - カーボンシャフト
軽量に作りやすく、大きなしなりを感じるモデルが多い。ヘッドスピードが遅めのゴルファーでもソールの返りが良く、飛距離アップとスムーズな振り抜きをサポート。
3. ヘッドスピード別の選び方
ヘッドスピード | 推奨シャフト | 理由 |
---|---|---|
45m/s以上 | スチールシャフト | 剛性感を生かし、高い安定性と方向性を重視 |
40~45m/s | スチール or カーボン | 中間帯。打感や振動吸収性のお好みで選択可能 |
35~40m/s | カーボンシャフト | 軽量でしなりを活かし、飛距離とスピン性能を補助 |
35m/s未満 | 超軽量カーボン | 振り切りやすく、関節への負担を減らす |
4. メリット・デメリット早見表
シャフト | メリット | デメリット |
---|---|---|
スチール | – 安定したスイング軌道 – コスパに優れる | – 振動が伝わりやすい – 重く感じる場合ある |
カーボン | – 振動吸収性が高い – 飛距離を稼ぎやすい | – しなりが大きすぎるとタイミングを取りづらい |
5. 純正シャフト vs カスタムシャフト
- 純正シャフト
各メーカーが試験的に組み合わせたモデル。性能とコストのバランスに優れ、まずはこちらで慣れるのがおすすめ。 - カスタムシャフト
フィッティング専門店で自分のスイング特性や体格に合わせて最適化。中上級者や既に伸び悩みを感じている人が狙いたい選択。
6. 初心者に最適な選び方まとめ
- ヘッドスピードを測る
練習場の測定器やフィッティングで自分の平均値を把握。 - 重量帯でフィーリング確認
実際に試打し、「振り切りやすさ」と「打感」をチェック。 - 振動・疲労感を考慮
関節や腰への負担が気になる場合はカーボンが優しい。 - 価格帯を検討
まずは純正スチールで慣れ、上達後にカスタムカーボンを検討しても遅くない。
7. おすすめモデル例
メーカー | モデル名 | 重量帯 | 特徴 |
---|---|---|---|
トゥルーテンパー (スチールシャフト) | Dynamic Gold (ダイナミックゴールド) | 120g台 軽量モデルあり | 元調子で安定設計 粘り強さを感じる |
トゥルーテンパー (スチールシャフト) | AMT Tour White | 120g~100g台 | 元調子で安定性重視 ウェイトフロー設計 |
日本シャフト (スチールシャフト) | N.S.PRO MODUS3 TOUR 105 | 100g台 | 剛性が高く軽硬モデル代表 元調子 |
日本シャフト (スチールシャフト) | N.S.PRO 950GH neo | 90g台 | 中調子、中間剛性が高いため高スピン、高弾道 |
グラファイトデザイン (カーボンシャフト) | Tour AD アイアン | 80g~110g台 | 振動吸収と飛距離アップを両立 中調子 |
USTマミヤ (カーボンシャフト) | ATTAS iron (アッタスアイアン) | 40g~80g台 | 軽量モデル~中間重量まであり初心者~上級者まで楽に球が上がる設計 |
8. まとめ
- スチールシャフトは「安定性」と「コストパフォーマンス」に優れ、力強いダウンブローをサポート。
- カーボンシャフトは「軽さ」と「振動吸収性」に優れ、飛距離アップや関節負担軽減に適する。
- 自分のヘッドスピードとフィーリングを最優先に、実際の打感を重視して試打・フィッティングを行いましょう。
初心者のうちは純正シャフトでまずは慣れ、徐々にカスタムシャフトにステップアップしていくのが賢い選択です。この記事を参考に、あなたにぴったりのシャフトを見つけてスコアアップを目指してください!
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